みつりんふぁんくらぶ

観たものについてのメモ。解体的です

早坂美玲のポテンシャルはバリクソ高い

individualsのイベントからすでに一年半経っていた。
早坂美玲は強気で攻撃的な可愛い女の子だけどまだまだ幼いから素直で思考が柔軟だ。だから乃々とぶつかったし、乃々と和解して絆を強めることができたのだ。
美玲の行動の意図はメチャクチャわかりやすい。
誰かにリスクを背負わせる時は自分が先に自分のリスクを背負う。
年齢を重ねていくうちにそういうある種甘い行動は受容されなくなる。でもだからこそ、受動的な人間にとってはダイレクトに心にくるものがある。
安直な言動はダサく見られがちだからだ。受け身な人間は世間体なり自分の体裁なり、いろんなリスクを多角的に見てしまいがちだから美玲の行動は響くものがあるのではないかと思う。
相対的な乃々と美玲、それを見守って更に確かなものにさせる輝子のユニットは個性がぶつかって予想外に溶け合ってるから良い。

可愛い。

individualsのコミュで第三者目線でユニットを見守るのが凛ちゃんだけれども、凛ちゃんの凄いところは自分より経験的な意味で青い仲間に上下の評価をつけずに接するところだと思う。
ストイックだから。

なかなかできないよね。マジクール代表。
最初から最後までindividualsを見届けてくれる存在で、3人もある種心の拠り所にしてたと思う。

ここからが本題ですよ。
美玲が3周年っていう記念すべき場を代表するユニットに抜擢されたのがどれだけ凄いかって話をしたかったんですわ。

individualsのライブ前の凛ちゃんのこれ。

「ステージの上で競おう」を1年半後に果たしちゃったんだよね。
自分らが葛藤してた時に支えてくれた目標と同じステージに立ててるの凄すぎるでしょ。

ガールズ・イン・ザ・フロンティアのコミュでメンバーは自分らがアイドルとしてどう生きていくかについて悩むけれど、それに加えて美玲は最年少だし考え方もまだ浅いしいろんなこと考えてたと思うんだよね。
individualsの時は輝子の助言でプロデューサーに相談しに行っていたけれども今回はメンバーも妥協許さない子が多かったこともあり、悩みのジャンルがジャンルだったこともあってそれが出来なかった。
それでも美玲なりに一生懸命考えて本番臨もうとしてたと思う。
その思考が正しいか間違っているかは関係なくて、自分が今持ってるポテンシャルを全部今回のライブに注いだ結果のあのライブだったと思うんだよな。
(所詮二次元の同じ動きをする装置であることはさて置いて、)「出来て当然」思考が強い面子だったと思うしプレッシャーもメチャクチャ重い圧としてのしかかってきた中であんな堂々とパフォーマンスできてんの凄いわ美玲。
「自分の足で歩け シンデレラ」のところでメンバーとしっかり足並み揃えて歩いてるところ感動した。

更にその美玲の力を強化したのがアナザーコミュのindividualsのやりとりだったわけじゃん。


思想も個性もルーツも全く違う戦友から理解を示された時の美玲の安心感、半端なかっただろうな…。

結局人間に必要なのは自分と同じものを持って肯定してくれる優しい人、じゃなくて自分と違うものを持って受容してくれる優しい人なんじゃなかろうか。

ほんでそれを婉曲せずしっかりと受け取って出し切った美玲のポテンシャルがすごいんじゃ。
愚直な素直さは未熟な美玲の一番の武器だと思う。今後それが毒になったとしても今ここに存在してる美玲には大事にしてほしい。無自覚なんだろうけど。
それは美玲の強さを確実に補強する爪になっているわけだから。
あーもうマジでこのまままっすぐ育って欲しいよ美玲、美玲がだいすき…。