みつりんふぁんくらぶ

観たものについてのメモ。解体的です

魔法少女育成計画

最終話がつまらない。つまらないっていうか普通。
いつも7のノリで見てたら最終話見てる時はテンション10〜12くらいあげたくない?一貫して7って感じのアニメだった。

うけるんだけど2日で見終わった。昨日の夜中から視聴開始して、空き時間に見てたら気づいたら終わってた。

魔法少女に憧れてる女の子がひょんなことから魔法少女になれちゃったんだけど、あまりにも魔法少女が増えちゃったから殺し合いをして減らしてもらいます!って感じ。

まどマギバトロワを足して、シリアスの濃度を薄めた感じ。この作品もストーリーはシビアなんだけどね、めちゃくちゃ。

なんていうか軽い、薄い!展開の速さは別にいい、キャラの人数とクール数見比べればわかる。
でも死に対しての認識が甘すぎてその部分はまあつまんねえな、と思った。
あと説得力がない。まどマギ人並みに好きなんですけどあの世界は絶望的な環境に説得力があったじゃん。ほむとまどかの絆の話だから根幹がブレようがないっていうか。
まほいくは16人の殺し合い(まあ前半は直接殺しあってるわけじゃないけども)がコンセプトだから、上澄みを楽しむ作品っていうかさ。

まどマギとまほいく、どっちの主人公も基本的に自分はなんもせず据え膳を食らい(直接的な被害を被らず)、おどおどしながらまあなんとか絶望に立ち向かってはいるけどストーリーに影響を及ぼすようなアクションはとらない、っていうスタンスでいくじゃん。
まどかはいいんだよ。なんでかっていうとほむらが何千回何万回もループを繰り返してそうするように動かしてるっていう裏事情があるから。
対して小雪ちゃんは別にそういうのもないじゃん。なにもできないだけ、って感じ。

マスコットキャラに関してもふわふわなんだよな。
キュウべえもファヴも同じようなっていうかもうほぼ同一の役回りだったわけだがファヴはザコすぎるしキュウべえに比べたら対してうぜぇな!とも思わんかった。私は。
こいつらは作品の世界の絶望を担わないといけないんだよね、黒幕のポジションだから。救いようがねえわこれ!っていう世界の絶望のアイコンでなければならんと思う。
その点キュウべえはすごい絶望じゃん。インキュベーターはめちゃくちゃな数がいて、一人死んでもなんの問題もない、つまり絶望はその作品からなくならないってことじゃん。
ファヴは端末潰しただけで死ぬからね。ザコナメやんけ!超小物。清々したけども。

まあまどマギとまほいくはやりたかったこと、やったことの方向性が一緒だったわけじゃないし、キャラとか世界の掘り下げが薄い分殺し合いだったり頭脳戦だったり、そういうのは良かった。美少女が戦う系あまりみないので楽しめた。
でもなんでコンセプト違うのにこんなまどマギと比べてくれや!みたいなもん作っちゃったんだろう。

キャラデザはとてもいいと思った。原案の人の絵めちゃくちゃかわいいな。ねむりん、トップスピード、スイムスイム、ハードゴア・アリス、たまがいい。
スイムスイムはキャッチー過ぎて見た目以外好きじゃないけど。ほかの挙げたキャラは見た目も中身も好き。良かった。ねむりんとアリスがMVPかなー。

総評ですが普通に面白くなかったわけじゃないし、別にみたことが時間の無駄とは思わないけどこれ見直すならまどマギ見直します。終わり。