みつりんふぁんくらぶ

観たものについてのメモ。解体的です

グッド・ウィル・ハンティング

米/1997

洋画は余程のことがなければ能動的に見ることはない!
頭が悪いから予告とか見ても字幕の文字追ってるだけで疲れるし今思うと洋画で自分から見たいと思ったのitしかないな、あとチョコレートドーナツ。itとチョコレートドーナツ並べるな。

心理査定系の実習で授業最終日に見た。
良かった。人に勧めたくなるくらいには真面目に見て感動した。

継父に身体的暴力を受けて心に傷を負ったアウトローな青年と妻を亡くしたカウンセラーの心的交流を描いたストーリーなんだが、その青年が数学の天才で、数学界のノーベル賞受賞者ですら解くのが難しい難問を「朝飯前」っつって解いちゃう。

青年は下町育ちだったから、大学の清掃員として働いてたんだけど数学の教授が生徒に出した難問をいともたやすく解いちゃって、その教授に拾われる。
でも青年は性格に難があるからカウンセリングを教授に受けさせられる。幼少期のトラウマから自分の殻に篭って他人の攻撃ばっかしてたからカウンセリングする毎に匙を投げられてて、その教授が最後の砦としてお願いしたのが教授の友達のそのカウンセラーだったんだよね。
最初はそのカウンセラーにもバチバチ行ってカウンセラーもブチギレ出たんだけど根気強く話をしていって、自分自身や対人のあり方、自分の将来と向き合う。

オチがね〜〜粋過ぎて膝打ちたくなった。一人で見てたら間違いなく打ちまくってた。

カウンセラーってこういうもんだよ!って見せたら破茶滅茶に齟齬を生む映画ではある。クライエントとあんなぶつかり方したらカウンセリング自体続かないし大団円にはならんだろなと思ったけどフィクションだし、ヒューマンドラマとしてはとても質がいい映画だった。

洋画、いいな。でも見ないんだろうな。
だれか定期的にわたしを無理やり座らせて洋画を見せてくれる会開いてくれんかな