みつりんふぁんくらぶ

観たものについてのメモ。解体的です

セトウツミ

1時間15分/2016/大森立嗣

監督大森南朋のお兄さんなんだ…大森南朋の顔が好き。

頭空っぽにして見れる映像探してた時にふと見つけて、時間も丁度いいし見たろ!思って観賞。割と最近なんだな

池松壮亮菅田将暉がダブル主演なんだけど菅田将暉スゲーなまじで二枚目にも三枚目にもなれるし良い。セトが頭良くて顔も整ってるっていう設定なんだけど池松くんピッタリだよね〜〜池松壮亮の盲目なファンですみません…。

原作知らないからなんとも言えないけどいい雰囲気だなと思った!短編詰め合わせって感じなんだけど一作のまとまりとしても短編の構成で起承転結できてた気がしたし上手いな〜と思った。
会話主体の作品だからそりゃ会話に力いれてんだろうけど会話のリアルみたいなものを感じれてよかった。アンジャッシュみたいな行き違いとか会話では良くあるじゃん。そういう生々しさを感じる小技(?)をたくさん入れてるなって思った!
2人のキャラもすごいよくて、キャッチーなのに浮かないみたいなの強いなと思ったな。利発な二枚目と単純な三枚目って感じで結構対極的な2人だったんだけどすごい対等なんだよね。等身大の学生って感じだった。菅田が頭悪いこと言って池松がいなす、みたいなのが基本の型なんだけど池松が嫌そうにしてるとかではなくて誕生日にはサプライズしてあげたりしんどそうにしてたら一生懸命言葉選んで向き合ったりとかしててメッチャいい関係だなと思った。

男子2人だと結局ゲイなの?みたいな目線でみる層はいるだろうけどマジでノンケ。そういう意味での健全さ。ニコイチ感。があるから邪推の介入を許さない空気感。尊くもなく汚くもなくただ俗って感じの雰囲気が一貫してあってとても良かった。普通に人に勧めたい。